音の商標って?~新しいタイプの商標その2~

Posted by ogasawara | Posted in 商標法, 法改正 | Posted on 20-06-2013

前回の匂いの商標に引き続き、音の商標についてお話しします。前回の匂いの商標のブログはこちら

~第2回 音の商標って?~

米国など海外の一部の国々では既に保護の対象となっている音の商標。では、思いつく代表的な「音」って何でしょうか?
例えば、インテルの「♪ポーン ピンポンパンポン♪」というCMでお馴染みの音や、アップルのMac起動時の「じゃーん」という音などがあります。

アップルはすでにMac起動時の音を商標登録しています(米国登録第4257783号)。日本国内の会社では、例えば、久光製薬が、CMでお馴染みの「♪ヒ・サ・ミ・ツ♪」のメロディーを商標登録しています(米国登録第2814082号)。

では、音の商標がどのように表現されて登録されているのでしょうか?
これは国によって事情が異なるようです。例えば米国では、電子ファイルによる実音の他、文字又は音部で音の商標が表現されています。

例えば、Metro-Goldwyn-Mayer Lion 社のライオンの吼える声からなる音の商標は言葉で表現されています(米国登録第1395550号)。あの「007」でお馴染みの「ガオー」という音ですね。公報を見ますと、以下の内容で登録されています。

商標の説明:THE MARK COMPRISES A LION ROARING.

また、久光製薬については、マークの欄には楽譜が、商標の説明の欄には、以下の内容が記載されています。

商標の説明:The mark consists of the word “HISAMITSU” sung over the sound of four musical tones, E, A, E, and F sharp. The first three notes being eighth notes and the final note being a tied eighth and half note.(要するに、ヒサミツという歌詞と、ミ-ラ-ミ-ファ#からなる音列で表現されています。)

欧州では、音の商標は、原則、楽譜により表現する必要があり、非音楽的商標の場合には、MP3の電子ファイルの提出やソノグラムよる表現が認められています。

音の商標については導入が既定路線ということですが、上述のように、国によっても表現方法にバリエーションがあるわけですし、その上、類似の判断や、出所識別力を有するかどうかについての判断が必要となると、その基準作りは本当に大変でしょうね。

インテルの「♪ピン・ポン・パン・ポン♪」と久光製薬の「♪ヒ・サ・ミ・ツ♪」とはメロディーが似ていると言った私に「全然違いますよ」と所員がポツリ…。

・・・音の商標の導入に若干の不安を覚えるのでした(^_^;)

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商標登録までの流れは?

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