色彩商標って?~新しいタイプの商標その4~

Posted by ogasawara | Posted in 商標法 | Posted on 19-07-2013

シリーズで掲載してきました新しいタイプの商標。
今回は、最終回で、「色彩商標」についてです。
前回の動的(動きの)商標のブログはこちら

~第4回 色彩商標って?~

色彩商標とは、色彩が形状等の他の要素と結合しない輪郭なしの色彩のみからなる商標です。
では、「この色といえばあの会社のあの商品」というと何が思い浮かびますかね?
例えば、赤といえば「コカコーラ」、緑色なら・・「スターバックス」。
色彩商標とは、こういったブランドカラーである「色」についての商標のことをいいます。

では、いつものように、実際に登録になっている例を挙げましょう(これが一番わかりやすいので(笑))。
欧州で登録となった例として、ペットフードなどで有名なMars社のブランド「whiskas」があります(欧州共同体商標第3793361号)。
指定商品は、キャットフードや猫用のミルクです。whiskasのサイトhttp://www.whiskas.com/を見て頂くとより分かり易いと思います。

欧州の場合、色彩の使用の対象を特定することは義務とはなっていません。また、セカンダリーミーニング(使用による識別力の獲得)の立証は必ずしも必要とはされていません。
「whiskas」の場合は、「色見本、通常の言葉による色彩の説明、国際的な色見本コード」を表示することにより登録となりました。

アメリカで登録となった例では、女性憧れのブランド「Christian Louboutin」。靴底の「赤」を色彩商標として登録しています。こちらのサイト
http://us.christianlouboutin.com/us_en/corporate-2/collection-fw-13.html
でご確認下さい。靴底なので、ちょっと見えにくいと思いますが・・・。

アメリカの場合は、色彩商標はセカンダリーミーニングを立証しなければならないことに加え、色彩が何のどの部分に使用されるのか,使用の対象を特定する必要があります。そのため、「whiskas」の時には単に色を表示するだけでしたが、アメリカの場合は、図面で表し、どこの部分なのかが分かるような表示をする必要があります(米国商標第3361597号)。そのため、アメリカでは、「色見本、通常の言葉による色彩の説明、国際的な色見本コード、使用の対象の説明」によって、色彩商標を特定します。

ブランドカラーを世に広め定着させるためには、多大なる企業努力があってのこと。そこが権利として守られることは企業にとって大変喜ばしいことではないでしょうか。我が国に導入されるかどうか、されるならその日はいつなのか、今後の動向に注目です!!

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