学ぼう、ゆるキャラと商標登録その3

Posted by ogasawara | Posted in 商標法, 知財戦略 | Posted on 04-06-2013

まだまだ続くゆるキャラ人気。ここ愛媛では、観光地やお店の一角が必ずと言っていいほど、一面黄色に染まっており、その周囲には人だかりが・・・。そうです、バリィさんのグッズ売り場です。「バリィさんのふん」というスナック菓子が笑えました(子供の心を掴んでましたね。)。Laughing

~第3回 商標登録を検討してみる。費用はどれくらいかかるのか~

これまで2回に渡って解説してきました「ゆるキャラと商標登録について」を読まれた方は、「文字商標に図形商標、それから区分はどうするのか」と、いろいろ考えていらっしゃることと思います。そこで次に思うのが費用ですよね。「じゃ、いくらかかるのか。」大事なことです。

商標登録出願費用として、特許庁に支払う印紙代というのがあります。これは、特許事務所に依頼してもしなくても発生する費用です。出願時と登録時にそれぞれ区分に応じた印紙代を特許庁に納めます。1区分ですと出願時印紙代が12,000円で、登録時印紙代が登録料5年納付だと21,900円、10年だと37,600円です。費用は、区分毎に分かれており、出願時印紙代を例に挙げると、2区分だと20,600円です。区分が増えるごとに費用が増えます(価格:2013年6月現在)。→弊所料金表へ

ポイント!
指定商品・指定役務を決める際は、本当に必要だと思う指定商品・指定役務を熟考することが大切。費用は大事ですし、気になりますが、本当に必要な商品やサービスが含まれていなければ、あとで大変な目にあうかもしれません!Cry

原則、商標は、指定した商品・役務の範囲(厳密には類似範囲)にしか効力が及びません。そのため、全く同じ商標でも、指定商品・役務が異なれば、商標登録され得ます(例えば、商標「プリウス」は、「自動車」についてはトヨタ自動車が、「パソコン」については日立が商標権を取得しています。細かな点は省略しています。)。

ということは、例えば、あなたが、指定商品に「飲料」を含まずあるゆるキャラについて商標登録出願し商標権を取得したとしても、他人は、そのゆるキャラについて「飲料」を指定商品として商標権を取得することができます。もし、あなたが、商標権を持っているから安心と思って、缶ジュースに商標登録されたゆるキャラを描いて販売したとするとどうでしょう?あなたは「飲料」について商標権を取得していなかったので、あなたが訴えられるということが起こるかもしれません。勿論、その他人を訴えようと思っても、「飲料」については商標権を取得していないので無理ですよね。

商標権を侵害すると、営業停止、商品の販売中止・廃棄、多額の賠償金等を請求されたり、悪質な場合には懲役刑等に処せられる場合もあります。商標権は、それほど強い権利でもあると言えますね。→詳しくはこちら

ちょっと恐ろしい話をしましたが、商標登録出願をすることは大事であり、いざとなったらブランドを、会社を守ってくれる強い権利ということをお伝えしたかったのです。指定商品・指定役務=権利範囲です。くれぐれも慎重なご判断を!!

次回は、~ゆるキャラと意匠~です。こちらもお楽しみに。

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商標登録までの流れは?

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