地域団体商標について

Posted by ogasawara | Posted in 商標法 | Posted on 11-01-2012

特許庁は1月10日、12月末時点の出願状況、1月10日時点の登録査定状況など、地域団体商標制度に関する最新状況を公表しています。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=%2Ftorikumi%2Ft_torikumi%2Ft_dantai_syouhyou.htm

地域団体商標の昨年12月末までの出願件数は、計1008件で、そのうちの494件が登録査定になっている状況です。時期別や都道府県別で開示されていますので興味のある方はリンク先をご覧ください。

地域団体商標制度とは、ざっくり言いますと、地域ブランドを適切に保護することを目的として、地域名+商品名からなる商標を登録できるようにした制度です。地域名+商品名からなる商標は、原則として、その商品の内容を記述したものに過ぎず識別力がないものとして登録になりません。しかし、例外として、隣接する数県の範囲で知られていれば登録できるようにしたのがこの制度といえます。実例を挙げますと、愛媛なら「道後温泉」や「今治タオル」など、愛知なら「常滑焼」とか「一色産うなぎ」などがあります。

権利を取得できるのは、事業協同組合等の特定の団体に限られます。ここがポイントで、喜多方ラーメン審取(平成21(行ケ)10432号 審決取消請求事件)の事件をご記憶の方も多いかと思いますが、この裁判では、『喜多方市内のラーメン店の原告への加入状況や、原告の構成員でない者が喜多方市外で相当長期間にわたって「喜多方ラーメン」の表示ないし名称を含むラーメン店やラーメン店チェーンを展開・運営し、かつ「喜多方ラーメン」の文字を含む商標の登録を受けてこれを使用している点』に鑑みて、請求棄却の判断がなされました。

要するに、知名度が高くなって、事業協同組合等の特定の団体以外の者が地域名+商品名からなる商標を使用している状況になると、その知名度があだとなって登録が難しくなることになります。確か、ラーメンで地域団体商標が権利化されているのは「和歌山ラーメン」だけだと記憶してます(確認してません。)。

ところで、『全国の「地域ブランド」を「商標登録」しませんか?』ってことで、特許庁の担当者が『「地域ブランド」を保護する「地域団体商標制度」について、いつでもどこでも、御説明に伺います。』そうです。事業協同組合、農業協同組合及び地方自治体の方々が対象となりますが、派遣にかかる旅費、謝金などは一切不要とのこと。是非このような機会をご活用されてはと思います。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=%2Ftorikumi%2Ft_torikumi%2Ft_dantai_syouhyou.htm

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