丸亀製麺の問題について

Posted by ogasawara | Posted in 商標法, 所長のつぶやき | Posted on 12-06-2013

うどんチェーン店『丸亀製麺』を運営するトリドールさんが、アメリカ・ロスのうどん店『丸亀もんぞう』(MONZO)さんに対して、「丸亀という名称を使うな」という旨のクレームをつけた件について、丸亀製麺側に批判が殺到しており、インターネットを中心に話題(話題というか炎上状態らしいですね)になっています。
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私は、昨日、フェイスブックで知りました(出遅れた(^_^;))。

(株)トリドールさんは、日本でもアメリカでも商標権を取得しています。アメリカでは、「MARUKAME」という文字商標(登録第4199228号)と、「丸亀製麺」のロゴ(登録第4199227号)です。因みに、「マルカメ」としているのは、「MARUGAME」の「GAME」の部分が、「ゲーム」と読まれる可能性があり、英語圏の人にとって読みづらいという理由からだそうです。

指定商品・役務は、「Restaurant and cafe services, namely, restaurants and cafes that serve Japanese-style noodles such as udon; Catering of food and drinks; Snack bar and canteen services; Self-service restaurants; Mobile restaurant services」であり、うどんの提供もしっかり記載されていますね。

「MARUGAME MONZO」と「MARUKAME」とは、「丸亀」は「マルカメ」と読めますし、「K」と「G」の一字違いに過ぎないので、類似している可能性が高いと思います。クレームを付けるのは、法律上はあり得ない主張ではありません。

ネットで丸亀製麺側に批判が殺到しているのは、「丸亀製麺」さんは、丸亀の会社でもないし丸亀に店もないのに対して、「丸亀もんぞう」さんは、丸亀で修行した職人さんたちが開いた店であるという、正当性ではなく、正統性を問題にしているからだと思われます。

しかし、厳しいことを言うようですが、これが商標の世界です。商標の世界は、先に出願し登録した者勝ちなのです(※アメリカの場合は、先に使用して登録した者勝ち。将来的に使用する意思があれば出願できますが、原則として実際に使用を開始しなければ登録を受けることができません。)。ただ、商標の知名度が高ければ(周知性があれば)、他人に商標権が発生しても、継続して使用することができますので、後は、先に使用していたかどうかとその商標の知名度の勝負になってきます。ワインの地名のように、うどんの地名が条約や協定で守られているとは思えません(ここは調べていませんが…)。

商標法の法目的は競業秩序の維持にあり、どんな風であっても、気に入らなくても、一旦競業秩序が築かれてしまえば、それを維持するようにバイアスがかかる、商標の世界はそんなイメージでしょうか。この件が今後どうなっていくか興味深いです。

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