スーパーカブ、立体商標として登録へ

Posted by ogasawara | Posted in 商標法, 所長のつぶやき | Posted on 27-05-2014

1958年生まれの二輪車「スーパーカブ」の形状が、乗り物では国内で初めて立体商標として登録されることが決まったそうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ260D1_W4A520C1TI0000/

記事によれば、「特許庁が立体商標登録を認める審決を下した。細かな変更点はあるものの基本デザインは50年以上変えておらず、消費者が形で製品を識別できると認めた。」とのこと。下記審決の通り、特許庁において、裁判で差し戻されることなくなされた審決であった点に私は注目しました。
http://ogasa-pat.com/home/image/42500.pdf

コカコーラの瓶やヤクルトの容器等の立体商標の商標登録が認められることになった判決が相次ぎ、そろそろ、行政である特許庁において、裁判所における立体商標に関する判断傾向が反映されるようになっている気がします。行政において、商品自体の形状が予測し難いほど特異でなくとも、使用の結果、需要者に広く認識されて自他商品等識別力を有するに至っている商品の立体的形状については、商標として保護されるようになってきています。

商標権は、10年ごとの更新申請によって、半永久的に存続させることが可能な権利です。意匠権が切れた後や、意匠登録出願をせずに公知になってしまったものの法的保護の価値がある形態については、商標法(立体商標)を戦略的に活用するという途もあることをを頭に置いておかれるとよいと思います。

商標登録ステーション

 

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