クリスマスにちなんだ知財のトピックス

Posted by ogasawara | Posted in 商標法 | Posted on 25-12-2011

今日はクリスマスですか。クリスマスと聞いて真っ先に思い出すのが、暗闇の電子顕微鏡室にこもっての実験と自習室での弁理士試験の受験勉強。先のは学生時代、後のは社会人になってからで、「出口のないトンネルはない。」という言葉を信じて闇雲にもがいていたことを思い出します。クリスマスの時期を迎えますと、「明」と「暗」がよりクリアになりますので、クリスマスに「明」の経験が乏しい私としましては、この時期に「暗」の人を見かけるとどうしても応援したくなります。誰かが言っていた受け売りですが、「暗」の人に贈りたい言葉です。「今の自分を励ましてくれるのは、過去の頑張った自分だけ」「そして、未来の私を支えてくれるのは、今、頑張っている自分」

さて、今日はクリスマスにちなんだ知財のトピックスです。

<平成15年(ワ)第10678号 商標権侵害差止請求事件>
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/399E2A77C11B4A8349256EE8002622C0.pdf

原告の登録商標は、指定役務「宿泊施設の提供」に商標「クリスマス」。一方、被告は「OLIVE Christmas」なる標章を、ラブホテルのネーミングとして使用。これは侵害と判断されたのでしょうか?

クリスマスの時期は、ホテル営業(宿泊、パーティ、イベント、食事等)に関して「Christmas」とか「クリスマス」という表示がよく使われますよね。「クリスマスプラン」とか「クリスマス宿泊プラン」とか。また、この時期にホテルの外観に「サンタクロース」とか「雪」とか「キャンドル」等の飾りつけを行うことは一般的です。

裁判所は、『ホテル営業に関して「Christmas」とか「クリスマス」という文字を含む結合標章が用いられている場合、「Christmas」とか「クリスマス」の文字部分は(特別な図案化が施されている場合を除いて)一般に識別力が弱い』と判断した上で、被告標章は、「Christmas」だけを分離して捉えることは相当でなく、全体として「オリーブクリスマス」の称呼を生じるか、「オリーブ」の称呼・観念を生じるかのどちらかである、と認定しました。

要するに、原告商標の要部は「クリスマス」で、これと対比される被告標章の要部は「オリーブクリスマス」又は「オリーブ」。両者は称呼・外観・観念の何れの点でも原告商標と異なり、類似しない。したがって、非侵害というのが結論です。

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