「波乱の切り餅裁判 サトウはなぜ負けた」その2

Posted by ogasawara | Posted in 特許法, 訴訟 | Posted on 12-04-2012

前回は、中間判決において、サトウの切り餅が、越後製菓の特許権侵害を認める判断がなされたことに関して記事にしました。

その後の経過ですが、サトウは、代理人弁護士を変え、新たに大量の証拠を提出して捨て身の挽回を狙ったものの、「時機に後れた主張」とし、新たな証拠は一切検討されず、3月22日、知財高裁は、サトウに約8億円の損害賠償などを命じる判決を下しました。サトウは、この判決を不服として、4月2日に最高裁へ上告手続を行っています。

週刊東洋経済(4/14)の「波乱の切り餅裁判 サトウはなぜ負けた」の記事によりますと、一審はサトウの完勝であったのが、二審で逆転という結末に至った背景として、サトウによる「証拠偽造疑惑」があげられておりました。

原告の特許出願よりも前に、誰かが同じ製品を販売していれば、原告の特許はあえなく無効になります。また、原告の特許出願よりも前に、被告が同じ製品を販売していれば、被告には先使用権(その発明を継続して実施できるという権利)が認められます。

以下、引用になりますが、『サトウは一審で、「越後の特許出願前の10日前から約1ヶ月間、イトーヨーカドー向け限定で、上下面十字プラスサイドスリット1本を加えた製品を販売していた。だから越後の特許は無効」と主張し、これに対し、知財高裁は、その証拠として提出した餅が、当時製造した餅とはいえないとし、サトウの証拠偽造を疑う判断を中間判決で示しました。

裁判官がサトウの証拠偽造を確信する原因となったであろうファクトは複数有り、提出した証拠も証人も、外部ではなく説得力の面で劣る社内のものであるなど、一審の立証に稚拙さがあったとのことです。一方、中間判決後に提出された大量の証拠の中には、ライバル2社の社長による偽造疑惑を覆す重大証言があるそうです。上告審で高裁への差し戻しの決定が出て初めて、陳述書や日の目を見なかった大量の証拠が審理されることになり、その日は来るのか』と結んでいます。

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