「奇抜な発想がヒットを生む」そう思わされるのが、近年のアイデア文房具製品。以前から海外と比べて、日本の文房具類は種類が豊富でリーズナブルだと感じていました。良いなと思う文房具は日本製であることが多いんです。なので、今までも「すごい!」と思っていたのに、最近ではそこに「おもしろさ」が加わり、実用性だけでなく「ふふっ」と笑ってしまうような「おっ!」と思わず声が出てしまうような商品が出ています。
例えば、デザインユニット「ユルリク」さんの商品「Green Marker」。こちらは、いわゆる付箋紙を使用したブックマーカーらしいのですが、本の気になるページにどんどん挟んでいくことで、本から草が生えている様に見えというもの。本棚に草むらが出現。ちょっと笑ってしまう、ほっこりさせてくれます。2012年グッドデザイン賞受賞されており、意匠権を取得されています。意匠登録第1401699号。
商品詳細はこちら。
http://www.yuruliku.com/greenmarker/about/about.html
こういったアイデアあふれるデザインに対して、「グッドデザイン賞」のような賞を授与することによるデザインの推奨制度がいくつかあります。例えば、最近知ったのですが、「文房具屋さん大賞」というのもあるようです。実用的かつデザイン性やおもしろみのある、個性ある商品が今求められているのでしょうね。美観に優れた創作性の高い文房具は大人も子供もわくわくしますよね。また、賞を設けることで、作り手にとっては意欲の向上につながり、買い手にとっては「良いデザイン」の一つの指標となります。「お墨付きもらっている商品」の様な印象を受けますからね。
意匠権取得の代理業務を行う身として、こういった情熱の詰まった商品達に別角度からですが関わることができることは喜びです。これからもお客様一人一人に寄り添う弁理士でありたいと思います。